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ブレーキの摩擦面(ディスクやパッド、シュー)への 注油は絶対に行わないでください。制動力の大幅な低下を招く危険があります。油分が付着したブレーキディスクやパッド、シューは速やかに交換してください。 ブレーキのメンテナンスが適切に行われていない場合、 制動距離が伸びて、重大な事故や死亡につながるおそれがあります。

ブレーキの遊びの点検

ブレーキの遊びの点検は、ステムを起こした状態で、ハンドルを直進方向にして実施します。強くブレーキレバーを引き、レバーとグリップの間に適切な隙間があることを確認してください。レバーが握り切れてグリップと当たる場合や、遊びが少なすぎる場合には、次項の調整方法を確認して調整してください。

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強く握った状態でグリップとの間に指一本分の隙間があること。

また、レバーとグリップが当たっていないこと。

遊びが小さい場合:常にブレーキが効いた状態(引きずり)となり、適切な加速が得られません。またブレーキの摩耗が早まり、ブレーキ部品の破損の原因にもなります。

ブレーキの遊びの調整

ブレーキの遊びは、ハンドルを直進状態にして、ステムを起こした状態で調整します。

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ブレーキレバーの調整範囲を超えた場合や、ご自身での調整が難しい場合はサービスパートナーにご相談ください。

右レバー [前輪(フロント)ブレーキ]

①ワイヤーアジャスタ → ②パッドアジャスタの順に必ず調整してください。

①ワイヤーアジャスタの調整 ※画像は説明用に一部の部品を外しています

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  1. 遊びを小さくする際は、前輪ブレーキのアジャスタを時計方向に回して調整します。(1クリック毎に遊びを確認してください)

  2. 遊びを大きくする際は、前輪ブレーキのアジャスタを反時計方向に回して調整します。(1クリック毎に遊びを確認してください)

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  1. 調整後、前輪タイヤを回し、ブレーキの引きずりや擦れる音が無くスムーズに回転することを確認してください。

  2. 調整が完了したら、ブレーキレバーを握ってブレーキが効くことを確認してください。